法改正後のリノベーション。 “確認申請”を経て、住まいを未来へつなぐ。
2025年の建築基準法改正により、これまで以上に「既存住宅の安全性」や「性能」が重視されるようになりました。
今回ご紹介するのは、築56年の木造戸建てをフルリノベーションした住まい。
法改正後、確認申請を提出したうえで工事着工したプロジェクトです。
古い家を活かしながら、これからの暮らしに合う住まいへ。
“残す”と“整える”を丁寧に重ねたリノベーションです。
既存住宅を、安心して住み継ぐために
今回の建物は、
- 延床面積:56.92㎡(17.22坪)
- 敷地面積:51.93㎡(15.71坪)
コンパクトな都市型住宅。
築年数を重ねた住まいには、味わいや魅力がある一方で、耐震性・断熱性・劣化状況など、見直すべき点も多くあります。
だからこそ今回のリノベーションでは、見た目を整えるだけではなく、建物の状態を確認しながら、必要な補強や改修を行いました。


法改正後、リノベーションにも“確認申請”が必要に
2025年の法改正により、一定規模以上のリノベーションでは確認申請が必要となるケースが増えました。
「間取り変更だけだから」
「昔の家だから自由に触れる」
という時代から、
“安全性を確認しながら、適切に改修する”
という流れへ変わっています。
特に、構造に関わる工事や大規模な改修では、
- 現況調査
- 図面確認
- 法適合の検討
- 申請手続き
など、着工前の準備がとても重要になります。
手間や時間は以前より必要になりますが、その分、安心して長く住み継げる住まいにつながっていきます。
古い家だからこそ、生まれる魅力
新築にはない、既存住宅ならではの魅力があります。
長い時間を過ごしてきた柱や梁。
街並みに馴染んだ佇まい。
コンパクトだからこその落ち着き。
今回の住まいも、限られた面積の中で、光や抜け感を大切にしながら計画を進めています。
「古いから壊す」のではなく、
「活かしながら整える」。
そんな選択肢が、これからもっと増えていくのかもしれません。


リノベーションは、“今”だけでなく“これから”を整えること
法改正によって、リノベーションは以前より簡単ではなくなった部分もあります。
ですがその一方で、
- 安全性
- 断熱性
- 暮らしやすさ
- 将来への安心
をきちんと考えるきっかけにもなっています。
古い家を、次の世代へつないでいくために。
今ある建物と向き合いながら、これからの暮らしをつくっていく。
そんな住まいづくりが、少しずつ増えています。