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均一ではない美しさ。

同じ素材でも、ひとつひとつ表情は異なります。
無垢の床に広がる木目や、漆喰の壁に残るコテの跡。色や模様がそろっているわけではなく、それぞれに違った表情があります。
木の節や色の濃淡、塗り壁のわずかな凹凸。そうした均一ではない部分も、自然素材が持つ魅力のひとつです。
家づくりでは、色や形をそろえ、全体に統一感を持たせることも大切です。けれど、すべてを同じように整えることだけが、美しい空間につながるわけではありません。
木のやわらかな表情と、塗り壁の素朴な質感。異なる素材が組み合わさることで、それぞれの個性が引き立ち、空間に奥行きが生まれることもあります。
素材を選ぶときは、色や形だけでなく、そのものが持つ質感や表情にも目を向けてみる。ひとつひとつの素材に目を向けることで、住まい全体の見え方も変わってきます。
均一に整えることだけを目指さず、それぞれの表情を大切にする。
そんな視点も、住まいの美しさにつながっていくのかもしれません。