COLUMN コラム

住まいとペット|家族も動物も快適な間取り

ペットは大切な家族の一員です。人と同じように、安心できる居場所や心地よい環境を必要としています。住まいにペットの習性を考えた工夫を取り入れることで、動物にとって快適であると同時に、人にとっても暮らしやすい空間が実現します。家族とペットがともに健やかに過ごせる間取りのポイントをご紹介します。

 

1. 動線を分けて、安心できる暮らしを

ペットの性格や習性を考慮して、人の動線とペットの動線を上手に分けることが大切です。
たとえば、犬の場合は玄関やテラスから直接出入りできる「専用動線」を設けると、散歩や足洗いがスムーズ。
猫の場合は、静かな隠れ場所や高低差を生かしたキャットウォークを設計段階で取り入れると、ストレスの少ない生活が叶います。

 

2. 床材と温熱環境に配慮を

ペットの足腰を守るために、滑りにくい床材を選びましょう。
無垢フローリングやクッションフロアなど、質感とメンテナンス性の両立がポイントです。
また、ペットは人よりも体温調整が苦手。断熱性・気密性を高めた住まいは、冷暖房効率を上げるだけでなく、ペットの健康維持にもつながります。

 

 

3. におい・音への工夫で快適に

換気計画や素材選びも重要です。
消臭効果のある漆喰や珪藻土などの自然素材を壁に取り入れたり、機械換気を効果的に配置することで、空気を常に清潔に保てます。
また、防音ドアや間仕切りの配置を工夫することで、来客時や留守中の不安を軽減できます。

 

ペットと暮らす家づくりは、「共に快適に過ごす」ことを中心に考えることが大切です。
設計段階からライフスタイルを丁寧にヒアリングし、家族と動物、両方の幸せを叶える住まいを実現しましょう。

 

 

 

 

 

著者松岡 大玄 更新日: 2025年10月23日

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