2月のお便り 節分を過ぎて、春の気配

暦の上では立春を迎え、
冷たい風の中にも、ほんの少しだけ春の気配を感じる頃になりました。
節分の日、子どもと節分祭へ行ってきました。
境内に立ちのぼる湯気。
炊き出しのお蕎麦のやさしい香り。
甘いぜんざいと、あたたかな甘酒。
冷えた体に染みわたる一杯に、
「守られているなあ」と、ふと感じました。
太鼓の演奏が始まると、
空気が震えるような音が胸に響きます。
そして豆まき。
高く投げられた豆を、
子どもが夢中で拾い集めていました。
少し前まで「鬼が怖い」と言っていたのに、
帰り道には「もう怖くなくなった」と。
節目を越えると、
子どもも少し成長するのかもしれません。
守られている、という感覚
節分は、鬼を払う日。
けれど今振り返ると、
あの日感じたのは「追い払う」よりも
「守られている」という感覚でした。
地域の方々が準備してくださった炊き出し。
太鼓の音。
見守る大人たちのあたたかなまなざし。
寒い日でしたが、
心はあたたかくなる時間でした。
家もまた、守る場所
家も同じだと思います。
外が寒い日でも、
帰ればほっとできること。
どこにいても大きな温度差がなく、
体に負担をかけないこと。
家族が安心して眠れること。
それは目立たないけれど、
確かに“守られている”感覚です。
節分を過ぎたこの時期に、
あらためてそんなことを考えました。
まだ寒さは続きますが、
少しずつ春へ向かっています。
どうぞ、あたたかくしてお過ごしください。
福が、みなさまの暮らしに静かに満ちていきますように。