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漆喰の壁がある暮らし|自然素材が生み出す、空気感のある家

 

家に帰ったとき、
なんとなく「ほっとする」空間がある。

うまく言葉にできないけれど、
呼吸がすっと楽になるような、
やわらかく包まれるような感覚。

そういう空気感を生み出す素材のひとつに、
「漆喰(しっくい)」があります。

 


1|漆喰とは、どんな素材?

漆喰は、
石灰石を原料とした自然由来の左官材料です。

日本では古くから、
お城の白壁や土蔵、町家の外壁など、
さまざまな建物に使われてきました。

京都でも、
古い町家や寺社建築に漆喰の白壁が残っており、
この街に馴染んだ素材でもあります。

現代の住宅においても、
その心地よさや美しさが見直され、
自然素材を選ぶ方々から選ばれ続けています。


2|漆喰の壁が暮らしにもたらすもの

空気をきれいに保つ

漆喰は、強いアルカリ性を持ちます。
これにより、空気中のカビや細菌の繁殖を抑える効果があります。

また、シックハウスの原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着・分解する働きも知られています。

小さなお子さんがいるご家庭にとって、
「家の中の空気」は特に気になるところ。
床に近いところで遊ぶ子どもたちが吸う空気を、
できるだけ清潔に保ちたいと考える方に、
選ばれることが多い素材です。

湿気を調整する

漆喰は、
湿度が高いときに湿気を吸収し、
乾燥しているときに放出する「調湿効果」を持っています。

梅雨時のじめじめした空気も、
冬の乾燥した空気も、
自然にやわらげてくれる。

京都の夏は蒸し暑く、冬は底冷えする。
その気候の中で、
漆喰の壁は家の中の空気を穏やかに整えてくれます。

光をやわらかく受け取る

漆喰の白い壁は、
光沢のある塗料とは違い、
光をやわらかく拡散します。

直射日光も、
漆喰の壁に反射することで、
柔らかく部屋全体を包む光に変わる。

これが、漆喰の家に入ったときの
あの「やわらかい明るさ」の正体です。


3|左官職人の手から生まれる、唯一の表情

漆喰の壁は、
機械で量産できるものではありません。

職人が一面ずつ、
コテで丁寧に塗り上げていきます。

そのため、
仕上がりの表情はひとつとして同じものがない。

コテの跡が生み出すわずかな陰影、
職人の技と感性が宿った壁面は、
時間が経つほどに馴染み、深みを増していきます。

「経年変化を楽しめる素材」として、
漆喰を選ぶ方も少なくありません。


4|漆喰を使うときに知っておきたいこと

漆喰の壁には、長所がある一方で、
事前に知っておきたい特性もあります。

ひび割れが生じることがある
乾燥や建物の動きにより、
細かなヘアクラックが入ることがあります。
これは漆喰の性質上、自然なことです。
細かなひび割れはむしろ「味わい」と感じる方も多く、
大きな損傷ではありません。

汚れがつきやすい部分もある
白い壁は、手垢や油汚れが目立つこともあります。
場所を選んで使う(キッチン周りは別の素材にするなど)ことで、
美しさを長く保てます。

コストはクロスより高くなる
職人の手仕事である分、
一般的なビニールクロスと比較すると施工費は上がります。
それでも、長く暮らす家に選ぶ価値がある素材だと、
私たちは考えています。


5|LIVIAが漆喰を選ぶ理由

私たちが自然素材にこだわるのは、
単に「見た目がきれい」だからではありません。

長く暮らす家の中で、
毎日吸う空気、触れる壁、感じる温度が、
家族の健康や気持ちに影響すると考えているからです。

漆喰の壁はその中で、
空気環境・調湿・光の質という
三つの側面から、暮らしを豊かにしてくれる素材です。

新築でもリノベーションでも、
「自然素材を使いたい」「空気のいい家にしたい」という方に、
ぜひ一度、漆喰の壁のある空間を体感していただきたいと思っています。


住まいの素材について、
もっと詳しく知りたい方、
実際の施工事例を見てみたい方は、
ぜひお気軽にご相談ください。

完成見学会や、資料請求でも、
漆喰の壁の質感をご覧いただけます。

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著者松岡 大玄 更新日: 2026年5月18日

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