築103年の京町家、安心&快適に再生
京都市北区 S様邸
ご家族構成:
2人家族

リノベーションコンセプト
大正11年(1922年)に建てられた築103年の京町家。長い年月を経た風格ある佇まいはそのままに、現代の暮らしに合った安心・快適な住まいへとフルリノベーションを行いました。
改修前、建物の耐震性能は「評点0.15」と非常に低く、震度6強の地震で倒壊する危険が高い状態でした。今回のリノベーションでは、京都市の耐震補助金を活用し、構造の補強工事を実施。耐震性能は大幅に向上し、評点は111点へと改善。現代の耐震基準を満たす、地震に強く、安心して長く住まえる家へと生まれ変わりました。
また、古い木造住宅にありがちな「寒さ・暑さ」といった断熱面の課題にも着目し、断熱性能も徹底的に見直し。壁・天井・床に断熱材をしっかりと施工し、断熱等性能等級は「等級5」を確保。これにより、夏の蒸し暑さや冬の底冷えを感じにくい、1年を通して快適に過ごせる空間を実現しました。
見た目の美しさだけでなく、性能面でもしっかりとアップデートされた今回のリノベーション。歴史ある町家が、現代の暮らしにフィットした「安心」「快適」「エコ」な住まいとしてよみがえりました。
これからも永く、家族の暮らしを包み込んでいく―そんな未来へとつながる再生のかたちです。
BEFORE

AFTER

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